令和6年4月13日

 新しい年度を迎え、気持ちも新たにするところですが、この時期には新たな動機が生まれやすい時期でもあります。そして、動機が生まれたならば、是非とも行動に移すべきです。なぜなら、その動機は時間の経過と共に薄れもし、いつしか懐かしい動機ともなり、至っては何ら変わることなく過ごしてしまうといったことが往々に見受けられます。事実、私とて同様です。よって、何らかの行動が出来るようにと努めております。

 

 そんな折、体験会にご参加いただきました方が真新しい空手着を纏ってまいりました。一瞬、誰だかの判断が付かないくらいでした。実に眩しく、その表情は意欲に満ちており、稽古する姿とて、当たり前のことながら体験時とは大差でした。何らかの機会によりまして、空手への興味を持ち、体験という機会を経ての姿ですから、実に、実に、嬉しいところです。

 

 しかし、喜んでばかりはいられません。せっかくの動機と行動ですから、落胆させることのないように、そして、更なる興味を持ってもらえるように!好きこそ物の上手なれと言われますが、単なる興味から好きになってもらいたく、上手くなってほしいところです。それには平凡ながらも稽古の積み重ねになりますが、指導する側とて怠ることなく、稽古に励んでは共に精進して参ります。