令和6年1月6日 稽古初め

 あけましておめでとうございます。新たな年となりました。1月6日が稽古初めとなりましたが、元日早々より大きな地震が起こり、心配の年明けとなりました。これまでならば元気に「おめでとう!」と言えたところですが、その挨拶にも躊躇いを持つ年明けでした。災害のあった地域においては大変な状況が続いておりますが、早い復興を願いまして、心ばかりながらも会より寄付をさせて頂きました。

 

 稽古においては、この時期とても足が冷たく、稽古に集中しようも足の冷たさが意欲を遮ります。よって、いかに冷たさを克服するかが要に思えますが、このような状況下、稽古に来ては元気に励む姿には感心するところです。もはや感動すら覚えます。実質的な稽古の内容よりも貴重な機会となり、翻って考えたならば、むしろ重要な事となり、これぞ鍛錬!と思うところです。

 

 空手におきまして、技などの上達を目的とするのは勿論ですが、空手道におきましては、精神的な部分をも重要視するところです。心技体という言葉がありますが、そこに「心」が入っていることより証であろうと思え、この精神のいかんにより様々な振る舞いを左右するところであろうと考えます。つまりは、精神がしっかりとしたならば、自ずと稽古に対する姿勢も変わり、技の向上になろうと考えます。

 

 また、このような姿勢が健康にもつながり、これを以って心技体なのであろうと!無論、三位一体ではありますが、個人的には「心」を推したく、当道場においても同様とし、子ども達においては、稽古は辛くも帰る際には達成感と共に晴々しい笑顔になればと思うところです。

 

 令和6年、気持ちを新たに共に精進して参りましょう。