令和5年2月18日

 継続は力なり!時折に見聞きする言葉です。しかし、それを口にするのは容易ながらも、実行となりますと結構な労力を必要とします。だからこそ継続は力という言葉が成り立つのでしょうが、継続というのは気力と体力があってこそです。その気力と体力は、気持ちと身体と捉えますと別々のものにも思えますが、実のところ互いに影響し合い、互いに力を貸し合って成り立つものだと考えます。何かを行おうと思ったにしましても、体調を崩していたなら行動できず、また、体調が良くても、気持ちが乗らねばやはり行動に移りません。

 

 そして、稽古を続けることによりまして技を身に付け、これにより心技体という言葉になろうかと思いますが、継続することにより成長し、その姿を目にするや感慨深くもなります。それは個々の成長の中におきまして、ほんの少しだけ時間を共有したにすぎませんが、それであっても共に稽古し続けたことに他ならず、それは力になっていることだろうと疑いません。

 

 何事におきましても同様ですが、目の前にあることに疑念を感じ、時に気持ちが離れることが起こります。その際の決意におきまして、離れる選択もあり、別の新たなことに挑むのもよいことだと思います。ただ、続けねば得られないものが少なからずあり、繰り返しになりますが「継続は力」なのだと思うのです。

 

 そんな継続は時の経過により示され、各々の心に根付くものだと思いますが、目に見えよう形としましてこの日誌を綴ろうと思う次第です。寒さの折、稽古は厳しくも、春は近づいております。開花は待ち遠しくも、まずは皆の頑張ったあとに咲く笑顔を堪能したいと思います。