令和5年初稽古

 初稽古!未だに感染症が心配の中、元気に稽古を致しました。体温を下げぬように配慮をしつつ形の稽古を中心に行いました。後半はこれまでとは少し内容を変え、初心者、上級者を混合しての組手稽古。様々な組み合わせにすることで、新たな発見があればと思いました。そして、何より元気なままに稽古へ来る!これが最もなことであろうと改めて感じ、今一度の健康管理、今一度の感染防止に留意されたく、令和5年を実りある年にしたいと思います。

 

 そんな中、とある出来事によりまして、痛感したことがありました。それは「共に成長し」とこれまで何度となく言っては記して参りました。しかし、果たして「共に」だったのかと考えたのです。もしかしたら、子ども達は確実に成長しております。それは見るにつけ感じることではありますが、実のところ、自らは成長しているのか…と頭を過ったのです。

 

 これからの稽古において、いや、これからの毎日において、少しでも成長するべく努めねばと思うところです。時に背中を見るといった言葉を見聞き致しますが、それは親ということではなくとも、見られているといった意識を持つことが必要であろうと思え、むしろ、それが最もな指導であろうとも考えました。子ども達に教えていることに留まらず、子ども達から教えられる現実、これは私だけではなく、いわゆる大人が見失いがちな事実だとも思います。まずはしっかりと受け止め認識し、その上での成長をと思いました。

 

 新たな年、新たな意欲と共に、継続は力なりて、精進して参りましょう。