令和4年12月31日稽古納め

令和四年稽古納め。

 

 31日という大晦日の日となり、少ない人数ながらも無事に納めることができました。数という部分においてはいささかさびしくも、年末の最終日の大晦日という日に稽古を行い、稽古のみならず一年を締め括るというのは思いのほか感慨深いものがあります。

 

 遡ること5年になりますが、平成28年にも同じく大晦日が土曜日となり、稽古納めとなりましたが、この時にも少ない人数での稽古納めとなりましたが、このような機会は滅多になく、個人的には大事にしたいと思うのです。勿論それぞれのご予定ご事情がありますから無理強いをすることは致しませんが、滅多にない機会だからこそ…と思うのです。

 

 また、言葉では容易に5年前と言えはするものの、その5年間に稽古を続け、今もなお続けているということは、正に継続は力なのだろうと考える次第です。冬は寒く、足は痛い。夏は暑く、朦朧とする。気が向かない日があれば、時に辞めたくもなる。それでいて続けた。続けてきた。それは他ならぬ力なのだろうと…

 

 31日大晦日。年の最終日といえども寝て起きれば翌日となり、次の日が来る。それは常日頃の毎日と同じであって、時間の経過という面においては何ら変わることはない。だが、区切りとすべく大晦日、そして、元日としたならば、常日頃の毎日とは異なった特別な日となり、一年を無事に過ごせたことに感謝し、新たない一年に希望を待ち、再び毎日を歩む。

 

 道場におきましても同様です。共に精進し継続することで維持することが出来ました。新たな年、気持ちも新たに精進して参りましょう。