令和4年7月2日

 真新しい道着!なんとも美しいですね。帯に至りましては徐々に色を変えてほしくも、この空手着においては白さを保ってほしいように思います。私自身、稽古後に選択するのは勿論ですが、洗濯機へ入れる前に自らの目にて汚れを確認し、目立つ汚れには専用の石鹸を用いましてゴシゴシしておりますが、どうしても黄ばむと言いますか、その白さを保持することは難しいように思います。よって、故意に道着を汚すような行為は慎みたく、稀に床に寝転んで遊んでしまう子がおりますが、ひとつの経験としまして、一度は洗わせてみるのも良いように思います。

 

 そんな中、色に染まるという言葉がございます。説明は不要でしょうが、この意味におきましては様々な色に染まってほしく、帯の色が変われば、人という成り立ちの色をも変えてほしいところです。しかし、単に色が変わればよいということでもなく、積み重ねましての変化を望み、それでいて初心を忘れることなく…

 

 空手の稽古を通しまして、どれだけのことが出来るのかはわかりません。しかし、共に稽古に励み、共に継続する先には、相応の自信になろうかと思います。時間の積み重ね、これは簡単に出来ることではなく、初動より継続せなば成し得ず、積み重ねた直後から再び時間は流れます。流れてしまうものを積み重ねる。簡単なようで実に難しくも、このように歩んで行くことが道なのだと思います。空手道!邁進いたしましょう。