令和3年7月31日

 第五土曜日!本来はお休みとしている。場合によっては組手稽古などに特化した形で稽古を行うこともあるけれど、基本的には休みとしている。しかし、蔓延防止処置から緊急事態宣言へ切り替わる旨の情報を耳にすれば、またも稽古ができなくなるのではという危惧より、できる際にはできることをと休みとせずして稽古を行った。

 

 幸い今回の緊急事態による制限は20時以降の施設使用の禁止ということで、通常は19時より21時での2時間を稽古時間としていたけれど、なるべく多くの稽古時間を確保するべく、今現在は18時より20時での稽古としている。もっとも時間的に参加の難しい方は19時より稽古を行う。そして、あくまでも感染の防止をするべく、暑くもマスクの着用、適時の消毒、そして、大声を発せぬ稽古としている。

 

 だが、大声どころか、声を発せぬ稽古というのは何とも味気なく、これが空手か?とつい問いたくもなる。本来ならば気合だ!と言いたくも、静かにと…!ただ、声を発せずも内なる気合は込めたく、むしろ、声が無くとも気合を込めていることが伝わるのであれば、それはそれで効果があろうと思える。すべてが力任せに行えば良いわけでもなく、ましてや、剛柔流なれば「剛」と「柔」を使い分けたくも、同時に持ち合わせたくもあり、それ故に稽古に励むものと考える。

 

 何はともあれ、できないことを嘆くのではなくして、できることを行い、できることから行う。そして、できることがあることに感謝の意を携え、下向きに努力をされてく思う。何事においても同様なれど、空手という括りに限らず、精進するべくの気構えとしての行動になれと…