令和3年4月10日

 ミット蹴り!子供達に人気の稽古である。もちろんアンケートを取った訳ではないが、見ていてそんな風に見て取れる。それに対して形などは退屈なのか、飽きるのか、目を離すと棒立ちしていたりする。この二つを比べたならば、どことなく頷けもするのだけれど、どちらかといえば形を優位に置きたく、昇級試験の際には要だ。よって、重ねた言葉により伝えている筈だが、いまひとつ胸の奥には届かず、これが現時点での我が課題だったりする。

 

 しかしながら、元気に振る舞い稽古する姿は何とも微笑ましく、見るに満足となる。無論、気合を入れて、きちんと蹴ってなどと思うところがあるも、元気に稽古する姿は繰り返しになるが満足に達す。コロナ渦の中、大人子供を問わずして相応のストレスを抱えるものと考える。その中で、休むことなく稽古に励む。その時点で既に褒めたく、親御様に於いては最初の期待になろうかと思う。

 

 稽古内容には制限があり、ご覧のようにマスクを着用する。実に苦しく、その分だけ力を抜くことにもなるのだろうが、まずは稽古できることに感謝し、継続できることに感謝し、多くの笑顔に出会えることに感謝したい。もちろん忘れてはならぬ気合いをも入れ、礼節を重んじ、心身ともに健康であれと…