令和3年4月3日

 新年度、最初の稽古。まだ春休みではあるものの、間もなくして進級する。ことに六年生だった子は中学生となる。実質的には間もなくといった状況ながらも、その面持ちはこれまでとはどこか違って見えた。やはり小学生という言葉の響きと中学生ということでは意識も違ってくるのだろうと思う。中学生になれば部活などもあり、継続が困難となる場合も少なくないが、幸い続けられるとのことだったのでこちらも嬉しい。

 

 徐々に暖かくなり春めく陽気の中、夏を迎えるまでが体を動かしやすく、とても良い頃合いである。ただ、ウイルスの影響による感染者の防火が気掛かりで、その対策からマスクを着用しての稽古としているが、実にこれが煩わしく、また、本来すべく内容の稽古ができない状態であり、早期の改善、対策をと願うも、ここは根気を持って応じねばならぬと言い聞かせる。当面は限られた条件下の稽古となるが、これも一つの修行と捉えようと思う。