令和3年3月27日(稽古再開)

 緊急事態宣言の解除を持ちまして、当道場の稽古も再開です。春先ということで体を動かすにも良い気候であり、そのような意味に於いては良かったように思う。なんてたって1月2月の寒さは半端なく、ことに素足での稽古となるは冷たく、立っているだけでも辛い。だが、稽古に夢中になるはいつしか冷たさなんて忘れて、稽古に没頭するのだから、それはそれですごいことだと思え、そのような経験は貴重であって、そのような体験をすることで経験となり、至るは身体のみならず精神の鍛練になるものと考える。

 

 コロナによる施設使用の制限より稽古が出来ず、相応の鬱憤を抱えることにもなったけれど、それもひとつの経験であって、今回の顛末よりオンラインという新たな試みが生まれ、そのどれもが解釈次第で貴重な機会になるのだと思う中、三カ月ぶりに集うは、驚くほどの成長をしており、身長が伸びていれば声さえ変わる。そして、元気なままに来る姿が一言に嬉しく、場合によっては続ける意欲がなくなって…とも覚悟していた。だが、いまのところ誰からもそような連絡、声を聞かない。

 

 限られた時間、再び宣言等によって制限されるかもしらない。よって、時間を決して無駄にしたくはない。第一回、第二回という制限を経て、学び考えたことがありはするけれど、願わくば平穏な日常であってほしく、限られた時間を有効にしたい。

 

 新年度!気持ちをも新たにするべく、まずは時間を無駄にせぬことより始めたく、今一度の気構えを持たれたい。