令和2年12月26日(稽古納め)

 年内での最終稽古。思いのほか人数が少なかったけれど、それもこれもウイルスが要因だ。近隣では休校となっている学校もあり、その為、濃厚接触者ではなくとも、関係する人にはお休みをして頂いている。振り返るに今年は言うに及ばず翻弄された年だった。単なる風邪だったならばまだしも、得体の知れぬウイルスにより感染者が増え、至るは経済、学業にまで被害を与えた。そして、年の瀬を迎え、ぼちぼち終息するのかと期待を持てば、新型だか新種だかでぶり返す。

 

 そもそも新型ウイルスだった筈で、それが既に新たな形へと変化をする。ワクチンが出来たか否かの状態であり、これから対応という時点でのことなれば、おそらく終息はまだ先なのだろうと思える。故に年が変われども日常は現状のような状態なのだろう。ただ、一部の情報によれば、疾患を患っている人に感染すると重症化してしまうようだが、一般的ないわゆる健康体にはさほどの影響はなく、自覚症状すらないと見聞きする。無論、新種であるからして情報の真偽が不確かながら、周囲を観察するにそのように思えはする。だが、予防するべくの対処は手抜かりなく行い、単純な風邪はもとよりインフルエンザをも予防できればと思う。

 

 幸い通う者に感染者は出なかったものの、どこで感染するかは不明であり、その特定が困難であるから常に気を付けねばならず、日常化している物理的な予防を行う中、我々武道を嗜む身に於いては、気合いと共に精神的な部分でも立ち向かおうではないか!

 

 新たな年、初稽古の際には全員の顔が揃うことを願いとし、これにて年内の稽古納め、そして、我が所存の結びとする。