令和2年7月11日

 ようやくの稽古再開。待っていた。実に待っていた。その間、ただ待つのが悩ましく、ただ待つのが嫌で仕方なく、何かできぬかと頭を抱えた。何もせぬよりはと講じはするものの効果はいま一つとなり、結果として待つだけのことになってしまったように思う。その意味に於いては長かったようでいて短く、短かったようで長かった。

 

 コロナ渦での稽古。当然のことながら再開を手放しには喜んではいられず、条件が付きながらの配慮を講じた上での稽古となる。稽古前の検温、定期的な消毒、そして、マスクの着用。現状からすれば必然、そして、今後も…と思うのだが、既に気温が高まる頃合いでの稽古の再開、外出が制限されていた状況からすれば久々の運動ともなり、それでいて暑く、更にはマスクである!何とも暑く、息苦しい。よって、あくまでもスローなペースにて、休憩を多く挟みつつ…とするも、ただただ暑く息苦しい。

 

 何かの記事かなんかでマスクをした上での適度な運動は心肺機能の向上にも…といった文言を目にしたように思うのだが、心肺機能の向上どころか、熱中症の心配機能でしかない。しかし、感染という配慮においては講じるべきだと…

 

 今後の稽古内容は状況を見つつの対応を考えるも、少なからず厳しい状況だということは変わりなく、また、このような状況は当面は続くものだとうかがえ、稽古のみならず、このような状況下での身の振る舞い方を身につけ、必要以上の警戒心を持つことよりも、必要な対処を怠らず行いつつ過ごしていかねばと思う。

 

 この日、新たな見学者を二組ほどお迎えし、体験として稽古を共にしたけれど、おそらく辛かったと思う。しかし、せっかくの動機であるからご意向が向くようであれば次の稽古も共にと思う中、以前に体験をし、二年越しくらいに来られた方がいれば、かれこれ何年前だろか、以前に通われていた方の再訪もあって、いろんな意味での再スタートというか、稽古の再開日となった。

 

 何はともあれ、我々は空手を続けて参ろうぞ!!