令和2年6月6日

 稽古の再開を待たれよう!しかし、学校施設の使用許可は未だ下りず、許可を待ちわびる。もう直かと思うも、そう思うからこそ余計にじれったく、それでいて慌てて状況を悪くせまいかと不安にもなる。よって、こうなったら待つ他あるまい。だからといって単に待つだけでは時間がもったいなく、できることから始めようと模索している。何もせぬよりは…という思いからだ。

 

 気付けば、周囲において道場が閉まってもいる。撤退だ。経費が嵩んでのことだと思うのだが、飲食店などの報道を見聞きはするものの、まさか道場などもと驚いている。とはいえ、賃貸料などの経費が嵩めば同義であろう!そう思うと、稽古が出来ぬという気持ちでいられる状況は恵まれているのだとも思う。

 

 稽古の再開を願い待つ中、今一度、思いを確固たるものにすべく、道着を新調した。いつぞやは不覚にも洗濯をする際、ボールペンが混入したことに気付かず、大事な道着に染みを作ってしまった。愛着もある故、すぐに買い替えることをしなかったものの、正直なところ格好よくはない。そして、この期間に…と意を改めた。残念ながら写真では「白さ」が伝わりにくくも、色合い、風合いが異なりもし、早く身に纏いて稽古を…と気が逸る。

 

 稽古の再開時には、道着に習いて新たな気持ちで向き合いたく、それでいて失くしたくないものは心にて大切に守り、体に於いては護り、誰に於いても成長する機会とし、貴重な時間とするべく、共に精進して参りましょう。