令和2年4月

 これまで何年も稽古を続け、その間、体調がすぐれないことがあれば、頭を悩ます出来事に見舞われ、稽古を休みたいという気持ちになったこともある。だが、稽古を休むことなく続けた。続けて来た。どれだけ辛くもそれが使命だと受け止め、続けて来た。それが、このような顛末に陥るとは…

 

 世の中とはわからないものであり、予想ならぬものだと!そして、平凡であろう日常の毎日が実に有難く、感謝すべく毎日だということを今更ながらに気付く。

 

 週に一度とはいえ、顔を見るのが常だった。それが見られぬとなるや、どれだけさびしく、どれだけ心配で、これほどまでにさびしく、これほどまでに心配なものかと…

 

 そんな中で元気だという報せは殊更に嬉しく、有難く、安堵となる。もっとも空手とは関係がなくも、笑顔たるやどれほどまでに素晴らしいものなのかと…!しばしの辛抱の後、みんなの笑顔に会えるのを楽しみとしたい。