令和元年5月18日

礼に始まり礼に終わる。何事に於いても礼節は大事だろうと思う。礼節という言葉を遣わずとも挨拶は欠かせない。だが、日常ではきちんと挨拶ができない人とも出くわす。こちらから挨拶をすればかろうじて応じはするものの、その姿を見るに残念でならない。れっきとした大人であり、社会人であるのに…

 

そう思うと挨拶がきちんとできる人になってほしく、機会あるごとに挨拶の大切さを伝えた、日頃の稽古に於いては礼をするべくの正座の時間を長めに取ったりもする。小さな子にはつらい時間にもならろうが、殊の外、正座をし黙想する静まった時間が好きである。その空間に身を置くことができる有難さ、一週間の雑多な日常を締め括るべく、週末の夜の静まる時、しかも、大勢いる中での静けさや、それは何ともたまらない瞬間である。

 

そんな僅かな時を重ね、稽古という中にどれだけの成果が成せるのかは分からぬも、この時間を重ねては経験とし、可能な限りの時間を共有したく願って止まない。