平成31年3月30日

3月30日は第五土曜日となり、本来はお休みとなる。しかし、自主的な形で稽古を行った。

 

日頃の稽古とは異なる護身に焦点を当てた内容を加える。その際、単に教えるという形ではなくして、ある設定を伝えた後、それぞれが考え、試し、また考え、みんなで検討するといった形をとる。もちろん即座に出来るようになる訳ではないが、やらずしては出来ることなない。

 

何事にも当てはまることだが、考えることが重要であろう。何事かに行き詰った際、あれやこれやと考えることができれば、少なからずはその場のやり過ごし方は見つけられる筈で、場合によっては何もしないといった選択をすることもあろう。何もしない。一見は何もしないのだから、何も変わっていないようにも思えるが、考えた後の結論であるということが重要で、その考えるということができぬが気持ちの余裕を無くす。

 

そして、考えるという判断ができるということは、冷静を保っていることになる。稀についカッとするような出来事に出くわしもするが、そこで啖呵を切ってしまってはあとの始末に苦労する。状況によってはそれまで築いたものが瞬時に崩れ、無くしもする。よって、あくまでも冷静でありたく、それには日頃からの心構えが欠かせず、そのような意味に於いては稽古を続ける中での修行としたい。