平成30年12月29日

稽古納め。

 

月日が過ぎるは本当に早く、気付けば今年も残すところ数日となった。思い起こせば年が明け、初稽古と思ったならばの年末。あっという間である。しかし、ここに至るまでの稽古の際、それはそれで苦労があり、辛いこともあった。ことに夏はただただ暑く、何もせぬのに汗が流れては、ぐったりする。しかも、締め切られていた場は蒸し風呂のようでもあり、それでいて稽古をするのだから正直たまったものではない。

 

そうかと思えば冬、年明けは更に厳しさが増すものと思うけれど、この時期なれば、ただただ足が冷たく、冷たさが痛さとなる。小さな子供達には本当に辛いことだろう。それでいて稽古をするのだから本当にたまったものではない。

 

頑張る。その言葉の意味は広く、その時々によって、人それぞれによって、その状況によって、異なりもする。だが、誰もが頑張る。誰もが頑張って続けた。続けたことによって迎えられよう稽古納め。そして、迎えられよう新年。

 

共に頑張ったのだと思う。しかし、どちらかといえばみんなが頑張っていたからこそ、こちらも頑張れたのだと思う。

 

頑張るって本当に大変なこと。だが、そんな頑張った自分を時に忘れる。時に自信を無くし、時に自らを見失う。頑張った自分、この一年、頑張った自分を改めて振り返り、改めて見つめ、ひとつの経験、ひとつの自信とされたい。

 

これにて一年を締め括るべくの挨拶とさせて頂きます。一年間、お疲れ様でした。